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2009年11月28日

大地の守護者たち②

知識は輪の半分でしかない

完全な円として結ばれるためには
知識の輪のほかにもう半分の部分がいる。
二つの輪が合わさって、初めて本当の円になる。

この円が心のなかに生きていなければ
強く生きることはできない。
豊かな人生とはならない。

それはけっして便利な物がいっぱいそろっている、
生活のことを言っているのではない。
「心をもう一度探してみなさい」 と
ネイティブ・アメリカンの年寄りは言った。

ネイティブ・アメリカンの儀式を見ようと
いろいろな人が部族の村にやってくる。
彼らは村の中をキョロキョロとのぞいて歩く。

だから、村の年寄りは言う
「我々の生き方を部族の外の者に話すことはしない。
なにかを探ろうと写真を撮っても
カメラには我々が守ってきた知恵は写らない。
無駄なことだ。
だから我々は彼らに立ち去ってくれるように頼む。」

人々は不満そうな顔をする。
だが、どんな物でも形のあるものを渡すと喜んで帰っていく。
彼らはほんとうは物が欲しかったのだ。
しかも、その物の由来を聞くことすらしないで帰っていく。
彼らは、生きるための知恵を探していると口ではいいながら
ネイティブ・アメリカンの村に行ってきたと、
人に言える物があるだけで満足するのだ。

彼らは心が空っぽのままでも少しも気にならない。
心の壷に水を汲んでやることを知らないからだ。
乾涸びた壷は、自分も人も潤してあげることはできない。

ネイティブ・アメリカンの村では、水を汲みにいくのは
子供たちの仕事である。
幼いころから水の大切を知り、水が与えてくれる潤いの貴さを
身体の中に入れておけるように。

大切なことは、毎日の暮らしのささいなことの中にある。
それは深遠でもなければ、華々しくもない。


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